仕組みやシステムを作る側としての忘れてはならない芯の部分
普段の業務をより円滑にやりやすくするためにあるのがシステムです。
もうちょっと掘り下げた表現で言うと
- 入力作業で繰り返し事が多い場合に最小限に決められた入力だけしてボタンを押せば残りの処理は自動で行うとか。
- 決められた範囲の使用方法なのに覚えるのが面倒なSQL文をいろいろと調べて考えなくても、抽出に必要なテーブルをリストボックスから選んで必要な条件を選んでボタンを押せば自動でSQL文を組んでクエリに保存して実行してくれるとか。
これらのは例えですが自分が気づいて作ったり、人に頼まれて作ることもあるでしょう。
ここから本題に入ります。
さて、どうやって作っていますか?
自分が作るのであれば自分が使いやすい形にしますよね。
では、人に頼まれて作る場合は何に重点をおきますか?
- 見ただけで操作手順がわかるインターフェース?
- 処理が重たくならないようにする為のアルゴリズム?
- めちゃくちゃな使い方をされないようにポカヨケ?
- 仕様が変わっても対応できるような構造?
私にとってはどれも必要だと思います。
必要とされているから頼まれ、操作手順を解り易くするためのUIを作り、例外が起きないように色々な操作を繰り返してエラーを潰して、出来たものを渡して使ってもらったときに「使いやすい」や「便利になった」や「助かった」と言われた時は作り手としての何よりの褒美です。
で、なんでこれを話すかというと前職での話。
私は平の平社員で技術的な報酬もない中で色々と作っては喜んでもらったり、時には追加要求があって追加をしたり、そうしたら「やっぱりさっきの無しで」とか言われてショボンとなったりとやっていました。
当時、部長が技術部にシステム作成を発注したら出来てきたのがエラーを吐き出すわ、データ保存は手動でやってくれとか。
上司が技術部の製作者に尋ねたら返ってきた返事が「仕様ですから」だそうです。中身のコードを確認したら私でも解るような構造で適当もいいところでした。
人が作ったものですから上司から言われなかったので何もしませんでした。
そういう私も完璧なものは作れません。
ただ、使う人の為を考えて作るものだと思い試行錯誤をしている日々です。